音楽大学ってどんなところ?
2017/02/02
音大って謎が多い?
私は自分が当たり前のように通っていたので、今は分かりますが
美大とか、体育大学などと同様に音大って謎が多いですよね。
何をどんなふうに勉強しているんだろう?ピアノ専攻は、バスケやバレーの
授業はなく、サッカーやバドミントンがありました。
夜中に歌を歌う人、いました。
切符を買えない先生、いらっしゃいました。
ピアノの実技レッスン、毎週必ずありました。
チョーお金持ちのお嬢さん、おりました。
ゼミの代わりが門下でした。
どうですか。予想どうりでしたか?
私が入学してから、もう30年が経ちました。東京にある「武蔵野音楽大学」。
昨年、今年と東京のキャンパスを建てかえていて、
その情報が、時々送られてきます。三河安城駅から新幹線に
乗れば日帰り出来るので、いつか見に行きたいです。
「のだめカンタービレ」のモデルとなったと言われている江古田キャンパス。
ロケは行われませんでしたが、まさにあのような生活でした。
当時は、埼玉県入間市で1、2年を過ごし、3、4年と院生は
東京の池袋近くの、江古田というところで過ごしました。
4年の卒業時には実技の演奏のみで論文はなし。
このブログを書くのも苦手に思っている私には、
論文がないのは、とーってもうれしいことでした。
入間には、バッハザールという、素晴らしいパイプオルガンを
備えたホールがあり、そこで入学式が行われました。パイプオルガンの
演奏があり、本当に音大に入学したんだなあとしみじみ感じた
ものです。
周りには、ほとんど遊ぶ施設がなく、毎日が
学校と下宿の往復でした。帰れば、誰かがどこかの部屋で
ピアノを弾いているか歌っている、音楽漬けの日々でした。
下宿の全員がお友達で、試験の前ともなると、違うピアノで
弾いてみたくて、いろいろな部屋をまわりました。
とても楽しい思い出です。「将来は、これ、先生が焼いたケーキよ、
食べて行く?なんて、子供のレッスンの後に言えていたらいいね」
なんて話もしていました。
新しい江古田キャンパスのホール
パンフレットを見ると、東京の新キャンパスには、ブラームスホールというのが
増えていました。ベートーヴェンホールと新モーツァルトホールも
含め、3つのホールを持つということになります。
大学内の有名な講師の演奏会など、頻繁に行われていて
当時もとてもいい環境でした。やはり私立ですので
練習室やレッスンを受けられる体制、校内にヤマハの
売店が入っており、CDルーム、図書館もとてもしっかり
していました。今、思えばもっともっとあの時に
貪欲に勉強して、とれるだけの講座を取っておけばよかった・・・。
遊びたい盛りで、土曜日を休みにしてしまったりと
もったいなかったです。
今、音大を目指している方へ
私が武蔵野音大を選んだのは、3.4年で、東京に出られる大学だったこと。
サントリーホールなどに出やすく便利でした。
浜松からは進学する生徒が多く、当時師事していた先生のパイプがあったこと。
そして、講習に行ってみていい友達が出来たことでした。
夏にはいよいよ課題曲が発表になります。これから半年が勝負です。
基礎をみっちりやりながら、本番にも強くなる練習をすること、
行きたい大学の講習に実際に行ってみることも、意欲がわきます。
振り返ってみて、本当に楽しく、ピアノ弾き放題の4年間の
生活は光り輝いています。
今も、自宅でピアノを教えるという好きな仕事につけています。
手に職、これからの時代は少子化ですが、楽しい毎日が待っていると
思っています。
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