2018年10月31日　山下洋輔さんのライブ

山下洋輔ニューヨーク・トリオ結成30周年

山下洋輔さんのライブに、初めて行きました。

何の予習もなく、イメージ的には、何かのCMでメチャクチャ速くてかっこいいピアノを弾いていたこと、いつもにこにこしているおじさん（失礼。）ということくらいだけしか知りませんでした。

終わりまで聴いた感想は、とにかく良かった・・・。

さすがでした。

トリオのドラムとベース

もう、この2人もなんとも言えず、うまい！！

ベースは邪魔をしない味のある音を出しているし、低音がとてもよかった。

ベースはセシル・マクビーさんという方で、音楽の業界では、それはそれは有名な方のようです。

テンポの速い、山下さんの曲ばかりの中、本当に気持ちのよい音でした。

ドラムは、これまた、どうしたらそんなに叩けるのというくらい、50種類くらいの音色を持つ人でした。

何拍子が分からないリズムや速く叩くのに遅れない2本の手と2本の足もまた不思議。

フェローン・アクラフさんという方。

日本が大好きで、お寺に泊まったりするそうです。

この3人で30周年活動している記念のコンサートツアーだそうで、山下さんがお話ししている時には、ゆったりしていますが、音を出すと息がぴったりで、素晴らしかったです。

山下洋輔さんの手

結構、よく見える位置でしたので、しっかり見てきました。

見たことのある、あのメチャクチャともいえる弾き方、手をほとんど丸くしないで直角に構えてくちばしみたいな形で叩きまくるのですね。

音は、私のようなジャズ素人には、何をどう弾いているのか分からない。

また肘でピアノを鳴らすのもやってました。

曲と曲の間に、お話があるのですが、ドバラダって聴こえるから、曲の題名が「ドバラダ」だとか、30周年なので30拍子の曲を作りました、など、おもしろかったです。

帰ってきて、お歳を調べてみると、なんと1942年生まれ。

えーーーーっ！！と叫んでしまう私。

あの演奏と風貌、60歳を過ぎたくらいかなと思っていました。

ちゃんとピアノが弾けて、健康管理も出来ていてプロです。

名古屋ブルーノート

なんとなく敷居が高いイメージなのですが、サービスもスマートだし、少しの勇気でいい気分を味わうことができます。

前回はもう十数年前。CDも何枚か持っている、私の好きなオスカー・ピーターソンが来日した時に聴きに行きました。

もう、空席がほとんどない状態で、横のほうの席がやっと取れて見ていました。

今回は、少し豪華にお食事つきです。

日頃の私のピアノレッスンといえば、よく言えば「うまくなるための注意」ですが、悪く言えば「あらさがし」です。

ピアノは、本当は気分よくゆったりと、ああ、おもしろかった・・・とただそれだけなのも、新鮮です。

この日はハロウィーンで、栄の街は少しだけ仮装した人がいましたが、通りはもうクリスマスムードでした。