ブルグミュラーの講座に行ってきました
ピアノを習っていたお母さんならお馴染みのブルグミュラー
私の小さい頃のブルグミュラー25の練習曲の教本、こんな感じでした。
このオレンジの帯、懐かしい方もおられるのでは。
昔はバイエルの最終106番までを終えた後、このブルグミュラーに入ることが多かったです。
この教本、全音版なのですが、この青い表紙がなんともうまくなった感じがしてうれしかったものです。
また25曲すべてに題名がついていて、イメージが湧きやすく、とってもいい曲ばかりです。
現在も、このブルグミュラーの25の練習曲は、発表会で弾かれることも多く、馴染みのある曲集です。
わたしのピアノ教室でも、抜粋ですが、必ず弾かせています。
名古屋 栄のカワイで講座でした
この暑い中、どんな講座なのだろうと行ってきました。
相変わらず、名古屋の街では迷子になる私です。
栄の駅は広すぎて、よく分からない。
地上に出てみたら、割と分かりやすい場所にありました。
今回は、25の練習曲から2人がそれぞれ1曲と、18の練習曲から1人が1曲を、実際のレッスンの形をとり、私たちが見て聴いて学ぶものでした。
まずは「アラベスク」。
ピアノを習ったらまずはこの曲は弾きたくなるよく知られている曲です。
たった1ページで、あっという間に終わってしまうのですが、テクニック的には左手が難しいところがあります。
この曲は男の子の演奏でした。
最初のスタッカートがなかなかするどくならず、引っ掻くようなスタッカートを何回もその場で練習しました。
あとは最後の終わり方。
ジャーンなのですが、そのジャーンがホワンと聴こえないように、パシッと切る、音の処理の仕方を何回もやりました。
よくさらってあったので、意外にも真ん中の難しい部分の練習はなし。
音楽の最初と最後、大切ですね。
次の生徒さんは少し大きい生徒さん。
最後の曲「貴婦人の乗馬」です。
この曲も、本当に有名な曲です。
乗馬というだけで、馬に乗っていることが想像できます。
ただ子供に貴婦人がわかるかどうかは先生の説明次第。
今回はパッカパッカのリズムをまず先生が手でたたいて見せて、そのリズムで最初を弾きました。
このスタッカートはタンタンではなくタッカタッカの「タ」の部分のスタッカート。
リズムを弾いている本人が感じているかどうかがすぐにわかってしまう始まり方です。
途中にも、いろいろと細かいリズムのとらえ方があり、50分くらいの間に何回も何回も先生と交代しながら練習して終わりました。
ブルグミュラー18の練習曲
25番の練習曲ほど有名ではないのですが、いい曲があります。
今回は12番の「森での目ざめ」。
まずはイメージとしてこの時間はいつ?というところから。
朝だよね、すっきり目覚めた感じが欲しいよね、ということでなるべくペダルを少なく、スタッカートは手首から前だけを動かす軽ーいスタッカートを求められました。
右手のオクターブ連続で飛ぶところもなかなか難しいところです。
今回は、3曲ともにスタッカートの曲で、いろいろなはね方、手の使い方の勉強になりました。
題名からイメージして、こう弾きたいと思ったらそうなるように練習していくこと、そのため、練習曲という教本の名になっていることも知りました。
3人の生徒さん、暗譜もしっかりできていてそろそろ完成というレベル。
私のレッスンならもうマルにしてしまっているかもしれないくらいの仕上がりからの、もう一息上を目指しての今日のレッスン。
何回もお手本を見せる先生と、それを何回も挑戦してみる生徒さん。
本当にピアノが好きな様子がよく伝わってきました。
発表会前や、コンクール前のレッスンは是非1曲を突っ込んで練習すると、1段も2段もステップアップできますね。
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