ヤマハ掛川工場でのピアノ選定の様子

２日間、新しいピアノのレッスン室でレッスンしてみて

部屋に入ってきた生徒さんの驚きがおもしろかったです。

「えっ？」

「おっ！」

みんなひとことです。

先月のおたよりでお知らせしてはあったので、お母さまがたは分かってらっしゃいました。

それにしても、動きにくい。

いつものペンたてをどこに置いたらいいのか、メトロノームはどこ？

いろいろと、動線が決まらなくて悩みます。

あまり考えずに動くと、ピアノの鍵盤に触り余計な音を出してしまったり。

それから、新しいピアノ、ちょっと弾いただけなのに、調律の狂いがひどい。

この間書いたのと逆だけど、やっぱり弦が伸びている様子。

さすが、新品。

タッチはとてもそろっていて弾きやすいので、今週の調律の後がまた楽しみです。

さて、年末のピアノ選びのこと。

ヤマハにはグランドピアノの選定というしくみがあります

同じ機種でも、それぞれが違う音色を持っているので、実際に自分で弾いて好きなピアノを選ぶことができます。

３のサイズからくらいなのかな？

はっきりとは分かりません。すみません。

初代のC3Aのグランドピアノの時は、私の地元であった浜松工場に行き、受験の時に習っていたソルフェージュの先生に選んでいただきました。

私は当時、音の違いはまったく分かっていませんでした。

今回は、私にも音の違いはバッチリ分かるだろうと、意気込んで選定の予約をして、掛川工場まで家族で行きました。

選定室は５部屋あり、

その中の1番のお部屋。

C5Xが３台並んでいます。

24畳の部屋に完全な温度、湿度管理。そして壁は音を吸収するものと響かせる壁が交互にはられているそうです。

意外と難航したピアノ選び

すんなりと決まるかと思ったのに、１時間かかってしまった・・・。

ヤマハのお姉さんと楽器店のかたが席をはずしてくれた途端、全員で弾きはじめる私の家族。

もう何がなんだか分からず、しばらくみんなで違う曲をそれぞれ弾いていました。

もう、うちの30年超えのピアノに比べたら、どれもとんでもなくいい音がするのです。

そして、30分くらい過ぎて、みんな飽きてきたところに、私がそろそろ本格的に選び始めました。。

子供にも「お母さん、真剣だね。」と言われました。

そう、もうこれできっと最後のピアノなんだから真剣そのものです。

一番右のピアノは壁に近いせいか、低い音から高い音までよく出てくる感じ。

真ん中のピアノは、音が弾いている側に出てこなくて嫌い。

左のピアノもなかなかいい。まだ、できあがってない感じがよい。

真ん中は早くに抜きになって、左と右のピアノで相当悩んだのでした。

私は、高音がカンカン鳴るピアノが好きではなく、シャリシャリした音が好きです。

低音は、C5だとどれもすごいいい響きです。

結局、右手部分の音とのバランスで一番左のピアノを選んできました。

選定確認書。

ヤマハピアノの製造番号が書いてあります。

この番号のピアノを、先週運び入れたのでした。

工場の入ったところには、ヤマハのマークの歴史が。

下の方はおなじみです。

このハンマーの構造は、ピアノを習いにきてくれているみんなに見せたら興味あるだろうなあ。

いつも、座って弾くと下から出てくる先のところだけでも、みんなずーっとみているもの。

しばらく、出入りなどいろいろとご迷惑をかけますが、有意義に２台のピアノを使うことができるように考えていきます。