保育士を目指すならバイエルを使うレッスン、そうでないなら使わない

2016/05/19 2017/02/02

私が好きな導入の楽譜、バスティン・グローバー・アルフレッド

とても小さいお子さんの場合は、呉暁先生の「うたとピアノの絵本」のみぎて

から使うことが多いです。絵がとってもかわいくて、音符も手書きっぽい感じで

大きいですし、うたがついているのもイメージがわいてきます。

また、少し大きくなって習い始める生徒さんには、アメリカ式の

バスティン、アルフレッドなどが教えやすいです。

生徒さんみなさんそうですが、１回やったことを何回かやっているうちに

確実に身につけていくものだと思っています。なので

バスティンのシリーズすべてを同じ時期に進めていくよりも

少しあとで、違うシリーズのアルフレッドで追いかけます。すると

「あ、またこの和音の練習だ。」とか、「またこの調の音階だ。」ということを

思い出しつつ、２回目なので簡単に弾けて、自信もついてきます。

昔、私がピアノを習っていた時代はバイエル主流でした。

今、思うとあんなに難しいものを先生もよくぞ教えて下さったと

思います。

今、私のところにきている生徒さんでちょっとピアノが好きそうな

女の子には、さりげなく「将来何になりたい？」と聞きます。

そこで、ピアノの先生になりたいという生徒さん（うれしいですね)や

幼稚園の先生になりたいという生徒さんには、バイエルの本当に後半の

曲だけは、やってもらうようにしています。それだけの読譜力、音感も

あるので少し苦戦しながらも、ステップアップ出来ます。

力が付く教材でもあり、ピアノを嫌いにさせる教材でもあり

使い方が難しいものです。