ピアノ教室のお月謝、安い方がいい？

5000円から14040円まで、さまざまなピアノ教室のお月謝

値段がよく分からない品物って世の中にたくさんありますよね。

私だったら、着物とか家具とか検討がつかないものがあります。

ピアノ教室のお月謝も品物ではないですが、分からないものの一つですね。

あまり、安いとなんだか怪しい。

でも、あまり高すぎると自分のレベルと合っているのか考えてしまう。

市内T楽器のレジ横には「ピアノの個人レッスンの月謝体系表」というものが置いてあります。

入会金5400円＋毎月設備費540円（安い所）~1296円（高い所）まで。

年間42回レッスンで30分レッスン。

お月謝は初級が6480円。

バイエル下で7560円。

ツェルニー30番前半で8640円。

ツェルニー50番までいくと40分で14040円です。

「エリーゼのために」が弾けるレベルだと、9000円~10000円のお月謝を納めることになります。

こんなに高くなるのは、楽器店と、メーカーと、講師で、配分があるためです。

でも、納める側からしたらなんだか、納得できるようで納得いかないですよね。

大手のよい点は、時間や先生をそんなに気兼ねなく、変えられることです。

いい先生に当たれば、すごくお得です。

個人レッスンのあまりに安いピアノ教室

お月謝5000円。これも、私にはあやしく感じます。

ちょっと、暇な時間にと思って教えている?

お月謝がすぐに上がっていくシステム?

それとも、アップライトピアノしか置いていない？

ピアノの先生は、実は資本がすごくかかります。

音大を卒業したとしても、日々の勉強会やピティナの会費、調律、ピアノ教育雑誌の購読。

自分の勉強の楽譜は、外国の版だと5ページほどのもので、1000円ほどするものもあります。

プーランクの「ワルツ」です。

中に1枚、紙がはさまれていて4ページ、1300円でした。

生徒さんのために、ネットの「ぷりんと楽譜」を購入しても１曲324円はします。

これをしながら、１人のレッスンの計画を立て、時間を使うのだからそれなりのものをと考えます。

それだけのレッスンが受けられればいいと思えるお月謝の価値

100円ショップを見て、私もたまに購入をすることがあります。

それは108円の価値があると考え、納得できるからです。

ピアノは、お子さんの習いたいレベル、テクニック、先生の人柄から学ぶものが価値です。

それを、親御さんはよく考えて、是非、いろいろな先生の体験レッスンをおすすめします。

合わないレッスンに、合わないと思いながらお月謝を納めることは、もったいないですよ。

私も、日々、自分の指導法、演奏が勉強です。