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きしたピアノ教室@安城市

ピアノを弾く時の姿勢

   

ピアノを弾く時、足はどこにある?

先週から今週にかけて、生徒さんに、ピアノを弾く時の姿勢を確認しました。

手首が落ちる生徒さん、弾いている最中にもぞもぞ座り方を変えるワザを使う生徒さん、すごく後ろに座る生徒さんも一人、いつも前に座りすぎる生徒さんも一人。

結構、みんなクセがあるのですが、一番多いのは、コレ。

ピアノトムソン椅子

ピアノの椅子の下の部分に足を乗っける生徒さん。

足台を必ず毎回置いているのですが、おうちでのクセなのか、学校でそういう座り方をしているからなのか・・・。

足が変な位置にあると、手の形にも無理があります。

ミュージックインテリアYOSHIZAWAのパンフレットには

YOSIHZAWAのパンフレットより

こんな説明があります。

「ピアノは鍵盤の高さを自由に変えることができません。

そのため、お子様自身がピアノの高さに合わせる必要があります。

ピアノ椅子の高低機能により高さを合わせますと、今度は足が宙に浮いてしまい、重心が不安定となり演奏にも支障がでてきます。

 

この最後の部分、とても大切です。

私たち大人は普段、足のつかない状態で座ることがありません。

たまに行くカフェくらいでしょうか?

窓側に長い机がついていて、たかーい椅子に座って、コーヒを飲むことがあります。

その時足はどこにあるでしょうか?

私の場合、先程の生徒さんと同じく、椅子に足をひっかけるか、もし机の方に足を置く棒があればそちらへ。

やはり、足がぶらぶらな状態というのは、何かをする時には、不安定です。

ただ腰かけて、何かを見ているだけなら構わないと思うのですが、手で作業をする時、足はしっかり地面につけて体を支えていたいですよね。

ピアノを弾く時にも、足をしっかり床につけた姿勢で、腰の支えがとても大切になります。

そして、時には体重を、腕の力を、指の力でさえ、腰から伝えることになります。

足の状態が不安定ですと、その力を伝えることができず、また力のコントロールもバラバラになってしまいます。

では、おうちで足はどうすればいい?

教室で使っているピアノ専用の足台です。

3種類を使い分けています。

 

その1。

まず、ほとんどの生徒さんがこのグレーのただの台。

高さの調節が楽にできるので、とても使いやすいです。

ピアノ補助台

最高の高さが20センチ。

座り方や椅子の置き方にも注意が必要。

レッスンのたびにそれぞれの生徒さんに調節します。

年長さんや小学校1年生の生徒さんは、ほとんどこの高さです。

これは、しばらく使えるので購入してもよいのですが、お値段が高いです。

ピアノ補助台

それなら代用品で、新聞を縛って(安定性を確認!!)置くのもいいですし、トイレトレーニングの台でもいいですし、こんな台も「カーマ」にありました。

万能台

 

その名も「万能台」。

高さ20センチ、ちょうどいいです。

年長さんなら、1年~2年くらい使えそう。

もっと低いのもありました。

玄関踏み台

 

高さ13センチ、少し大きい生徒さん向けです。

 

教室の足台その2。

補助台とピアノ補助ペダル 最高の高さ

これは、昔からよく見るペダル付きの足台。

最高が26センチです。

グレーの台の最高の20センチでも足が届かない生徒さんに使います。

また、最近は早い段階でペダルが出てくるので、幼児からのペダルを使う曲にも使えます。

と、書きたいところですが、実際はセットするとペダルが普通よりももっと重くなり、なかなか使えません。

私がピアノの下にもぐりこんで、生徒さんの足をギューギュー押さえながら使います。

このごろ出番の少ない台です。

 

その3。

アシストツールセット

これはもう少し大きい生徒さんが、ペダルを踏む時に便利です。

台の高さは、最高11.5センチ。

ペダルと組み合わせて使うことが多いのですが、てこの原理なのかな。

非常にペダルが軽くなります。

3年生くらいから5年生くらいまでの生徒さんは自分用に1つあると、とってもペダルがうまく使えるようになります。

台+アシストペダル+アシストハイツールで3万円を超えてしまうので、中古を探すのもいいですね。

高さを変えるのに時間がかかるので、教室にはもう2つくらい欲しいところです。

ピアノの音は姿勢から

今、このページを読んでいるみなさんの姿勢は?

やはり、足がしっかりと床についている状態だと思います。

足を床につけて、腰の骨をしっかりたてる、たったそれだけのことで、ピアノの音もとてもよくなります。

私は椅子をかなり低くして弾くタイプですが、自分の椅子と鍵盤の高さのバランスには気を付けています。

前のめりに力を入れられる椅子の高さ、そして足の位置、いつも気にしていたいですね。

舞台で弾く時のことをイメージしながら、いつも同じ感覚で座るくせをつけましょう。

舞台での演奏はやり直しのきかない、たったの1回勝負ですよ。

 - ピアノ練習について

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