ピアノを弾く手を作るお手玉
2017/02/02
基本は丸い手
ピアノは、どんな指でも、ある程度の力があれば音が出ます。
なのに、なぜ先生たちはみんな、「丸い指で」というのでしょうか。
これは、指の力を付けていくためです。力がつけば、脱力も楽になります。
指の力がないまま、ピアノのレッスンを進めていくと、いずれ、たたくような弾き方になります。
これは、力の入った弾き方で、きれいな音ではありません。
小さい年齢のお子さんには、グランドピアノの鍵盤は重すぎます。
そこで、私の教室では、げんこつの骨がしっかりしてきた頃から、ピアノを触るようにしています。
お手玉の活用
この手の形は、確かに丸いのですが、指先を丸めようとした結果、手首が上がりすぎています。
そして、げんこつの骨は少し低くなっています。
もっと、指先をこちらに引っ張る力を付けるとげんこつの骨も、しっかりしてきます。
きしたピアノ教室のお手玉。
かなり大きくて重いです。
中には、ポップコーンのもとの乾燥とうもろこしが250グラム入っています。
この大きなお手玉を、「かたつむり」や「むすんでひらいて」に合わせて、リズム感よく、ギュッ、ギュッと強く握ってもらいます。
まだ、力が足らない生徒さんには、かなり疲れる運動ですが、歌に合わせると、楽しくできます。
これは、ずっと前に、藤原亜津子先生のセミナーで教わったお手玉。
この大きさ・重さが重要なのです。
手首を柔らかくするためにも使います
このお手玉を利き手で上に投げて取る。
普通のお手玉より重いので、これだけでもなかなか難しいものです。
それをだんだん、手首のスナップをきかせて取るようにしたり、片手ずつ往復させたりいろいろと変えます。
コツがつかめると、そのスナップのきかせ方を、ピアノに応用できます。
腕がカチカチだったのが、手首でスタッカートできるようになります。
教室に、4つ用意してあります。
たまに、先生とキャッチボールになったりもしますが、とても役立つアイテムです。
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