2018年グレンツェンピアノコンクール予選、弾いてきました
8月25日、豊田市コンサートホール
安城から豊田はとても遠い(私の運転では)です。
そして、車が多い。イベントがあると駐車場に空きがない。
でも、このホールに毎年行って、弾いてくる私。
このホールはシャンデリアがゴージャスで、パイプオルガンやバルコニー席もある、非常に気分の上がるホールです。
あの素敵な空間と、緊張感を楽しみに出かけています。
先生なのに、コンクール?
はい、私の場合、生徒の気持ちを分かるために出ています・・・のかな。
毎年と書きましたが、大学・一般部門は、課題曲が本当に1曲しかないので、どうしても苦手な曲の年は飛ばしています。
今年は、ベルティーニ作曲の「ロマンス」。
あまり聞いたことのない作曲家ですが、発表会曲集などに時々入っている、とてもきれいな曲です。
大学・一般部門の参加者は今回は3人。
参加者は少ないし、知っている人が誰も聴いていないし、気楽に弾いてくるつもりでした。
ところが、今回は珍しく、とても、とーっても緊張しました。
なぜかな?
幼児部門から6年生までの緊張感
当日は、朝から休憩を入れながら、大体聴いていました。
幼児の部門は、何がおこっているのか本人が分からない、または、バリバリ緊張している感じ。
1・2年生部門は、結構差が激しくて、人数も多いので聴きごたえあり。
学校で、一人で何かをする場面にも慣れてきているので、お辞儀なども上手。
3・4年生部門は、曲が難しくなってくるので、それをしっかり弾こうという力の入り過ぎな緊張感。
5・6年生部門は、少し、恥ずかしさが入り、どうしよう・・・とか、大人になる前に通る緊張。
年齢が大きくなるほど、経験も積んできている参加者のみなさんです。
このコンクールは「勉強もしっかりやりながら、ピアノも続けましょう」がコンセプトです。
終わったあとのロビーでのみんなの笑顔が、緊張とはまったく逆で華やかで印象的でした。
中学、高校、大学・一般部門の舞台袖
幼児部門でも、このコンクールは、足台設定、椅子の位置は、基本、係の人が行うので、生徒を教えている私たちはなかなか舞台袖に入ることができません。
なので、30分くらい前に、お母さんとはバイバイして、参加者だけが通路から並んで舞台袖に行きます。
私のコースは中学生B部門以上が、並んで入りました。
舞台袖には椅子が並んでいて、順番に座り、1人が弾き終えるたびに1人、ずれていくシステム。しーんとしています。
モニターが2つあり、9方向から映っているものと、カラーの舞台だけ映っているものが見えました。
音は、舞台とカーテンで仕切られているだけなので、生のピアノの音がバッチリ聴こえてきます。
そんな所をいろいろ見ていたらすごく緊張してきました。
生徒さんも、そんな気持ちだったのかな?とか考えながら・・・そしてだんだん腕が冷えてきました。
当日はホールの外には西日が容赦なくあたり、ホールの中にずっといると冷えます。
中学生は、練習不足なのか、緊張しているのかよく転びました。
高校生のみんなは、趣味というよりは、かなり本気で音楽を目指していて、舞台慣れするために弾きにきていたのかな。
直前まで、イヤホンをし、スマホ(?)から、いつも自分で弾いている曲を何度も聴き、楽譜を開き、楽譜の上で指を動かしていました。
曲も難しく感じました。
そして、自分の番。
今回は緊張しすぎて、どこのピアノを弾いていたのかも覚えていない。
とりあえず、丁寧には弾くことができました。
もう、薄暗くなっていたので、講評用紙は送ってもらうことにして、すぐに帰ってきました。疲れた・・・。
コンクールに誘った生徒さん
課題曲を弾くことができる力がある生徒さんの中でも、普段の教本の練習を止めないで課題曲の練習ができること。
追加レッスンはなし。
特に重要なのが、親御さんが協力してくださること。
この3つを考えて、生徒さんに声掛けをしました。
コンクールが中心行事となるのではなく、日々の生活の中にコンクールがあるというスタンス。
中間、期末のテストよりも、実力テストの成績を伸ばそうという考えです。
ピアノも、発表会などそうなってしまいがちですが、1曲だけずっとやっているということになると、他の力を休ませてしまうので、できるだけ毎週、新しい曲に取り組んでもらいたいです。
きしたピアノ教室の生徒さんたちもよく弾けました。
指が転んでしまって惜しくも入賞できなかった生徒さん。
準優勝をいただけた生徒さん2名。
優秀賞をいただけた生徒さん2名。
本当に、お疲れさまでした。
経験は今後に十分生かせると思います。
今週はレッスンがない曜日があったので、まだじっくり講評用紙を見せてもらっていませんが、きっと私の気付かないことが書かれています。
私も勉強です。
これからもっとピアノが上手になるようにいっしょにがんばりましょう。
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