夏休みにピアノコンクールでがんばった生徒さん
Hちゃん、グレンツェンコンクール入賞、おめでとう
この夏は、自分も含め、3つのコンクールに関わりました。
今年、出たらきっと1段2段ステップアップできるだろうなという生徒さんには、声掛けをして、参加を呼びかけました。
決して、全員が全員コンクールを目指してという、立派な教室ではありませんので、本当に生徒さんの様子を見ながらです。
そして、5年生のHちゃんが、グレンツェンコンクールで準優勝をいただきました。
おめでとう!!
彼女のすごいところは、昨年9月つまり、小4の秋に初めてピアノを習いに来て、まだ1年だというところです。
5.6年生の課題曲を、たった1年で、幼稚園から始めた子と勝負できるまでに頑張ったことは、本当に素晴らしいことだと思います。
私も、課題曲に関しては、かなり面倒くさい細かい練習方法まで言ったのに、毎回のレッスンでしっかりと続けてやってこられたのも彼女の性格。
いつも、きちんと素直にいろいろなことを受け止めています。
また、もちろん、初めてのステージでしたので、緊張しないか、本当に1人で音をいつも通りに出せるのか、心配でした。
が、そこも大丈夫、お辞儀から椅子の高さ設定、弾くこと、落ち着いてできました。
フランス民謡やアメリカのポピュラーなど、新しい曲を渡した時に、「あっ。これ、聴いたことがある。」とよく言ってくれるので音楽環境もよく、これから楽しみです。
まだのびしろがたくさんある生徒さんです。
今回、参加したグレンツェンコンクールに関しては、1分もない課題曲1曲を参加者が入れ替わり立ち代わり弾いていくので、ある意味シビアです。
ピティナには、選曲のうまさ、下手さもありますが、グレンツェンにはそれはなしです。
まったく同じ曲をどういうふうに弾いてくるのか。
速さもスタッカートのしかたも音色も全くちがう、それを次々に聴くのも本当にいい耳の勉強でした。
レッスンでは「指くぐり」に入る生徒さんがたくさんいます。
もうこれは、ピアノを習ったら、絶対に出来て欲しいワザです。
音階というドレミファソラシドを5本の指で弾くワザ。
これが指くぐり、指こえです。
今まで、平らな指でベチャッベチャッと弾いてきたまんまになっていた生徒さんは苦戦。
消しゴムを手首に乗せて手首を高く保ったまま、親指を素早く中に入れて・・・ほーら、指くぐりのできあがり。
5本の指の中で、1の指つまり親指だけが、横に動かすことのできる、特別な指です。
その指に変な力が入らないようにスーっと。
何回も消しゴムが吹っ飛びました。
ドレミファソラシドは普通、ミの音を3番の指で支えながら、くぐるのですが、この3番の指のトンネルの丸みがイマイチだど、親指を入れた時に手首ガックン。
もちろん、音もガックン。
1の指の鍵盤へのタッチポイントも、重要。
音階は本当に大切です。
下りの音階は指こえのワザを使って、これまたスムーズにできるように。
両手になると、最初はほとんど脳の訓練かと思うくらい難しいけれど、指が自然に動くようになるまで練習するといいですね。
ピアノ曲にはこの「音階」と「和音」というものが、よく出てきます。
ブルグミュラーの「貴婦人の乗馬」の最後には、このハ長調の両手の下りの音階がばっちり出てきます。
発表会などで聴いた時に、この最後がキマると、とってもかっこいいです。
You Tubeなどで聴いてみて下さい。
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