ピアノ教室の仕事始め
2019/12/31
お正月休みのあと、初めてのレッスン
今週は、今年始めてのレッスンの週でした。
全員休むことなく、レッスンに来てくれました。
学校ではインフルエンザが流行っているのよね。気をつけなくちゃね。
私のお正月休みは、家の片付けをしながら、かなりのんびり。
1月4日、5日と日が進んでいくにつれて、あーーまた仕事だあ・・・と、怠け者の私も半分。
でも、この1週間、生徒さんの顔を見て、冬休みに遊びに行ったこと、なわとびがたくさんできたこと、お年玉の話などを聞くうちに、また元気が出てきたのでした。
「お正月に、いとこの前で弾く曲」や「大好きなので、たくさんお正月に弾く曲」の宿題を出した生徒さんは、本当にたくさん弾いてきてくれました。
「教えるということはストレスでした」 by高校時代の恩師
今年のお正月は、高校の初の学年同窓会がありました。33年ぶりの再会。
大嫌いな体育の、これまた大嫌いな担任の先生が来るというので、非常に迷いましたが、久しぶりに会える友達もいて出席を決めました。
当時、新体操部をとてもいい成績まで導き、生活態度や体育の授業、校則すべてに厳しかった先生は、定年まできちんと教えて、今82歳。
先生は、教えるという仕事が大好きだと思っていました。
なのに、同窓会での檀上でのお話で「教えるということは、とてもストレスでした」
えーーーっ、私にはすごく衝撃でした。
私も今、ピアノという限定付き、1対1で教えるという、少し違う立場ではありますが、教える仕事をしています。
少しでもピアノの曲が形になってくれたり、音楽の知識を覚えてくれたりするとうれしいです。
手が大きくなったのを見るのもうれしい。私の演奏を聴いて、楽しそうな表情をしているのもうれしい。
でも確かに、教えてもなかなか伝わらない時や、伸び悩んでいる時は、ストレスを感じます。
ピアノは個人レッスンなので、その子の個性を大切にしながら教えます
小学校にあがる前から、体を動かすことに向いていなかった私。
走るのも遅かったし、球技もダメ。
そして、高校の時には、体育の時間が非常に苦痛に・・・。
先生も分かっていたはずなのに、全員平等にクロール50メートル泳げるまでやらせたりして、厳しかったなあ。
勉強というのは、ある程度がんばりでなんとかなるけれど、体育や音楽はその子の持っているものも、大きく関係してくると私は思っています。
ピアノも、全員に同じスピードで同じように進ませるのは無理があります。
せっかくの個人レッスン。
読めるのに、手がうまく動かせない生徒さんもいます。
聴音が大好きな生徒さんもいます。
リズムが苦手な生徒さんもいます。
絶対音感のハタがうまく進んでいる生徒さんもいます。
1曲教えると、似たような曲の時にはすべてマスターしていて、また1つ上のことを言いたくなる生徒さんもいます。
30人いれば、30通りのレッスンです。
先生としては、うまくなって、こういう曲が弾けるようになって欲しいという気持ちはもちろんあるので、意欲のある子をぐいぐい引っ張っていきつつ、
そうでない子にも、音楽のいろいろな楽しさを教えられるレッスンを幅広く探して行きたいと思います。
将来、ピアノを習っていたことが、楽しかった、良かったと思えるように。
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