学校でピアノの伴奏者に選ばれるということ
2017/02/02
ただいま、伴奏の子のレッスン真っ最中
いつも、レッスンに通ってきてくれる男の子。
学芸会の伴奏のオーディションに向けて、頑張っています。
特に小学校低学年の学芸会の伴奏というのは、先生の手書きの楽譜であることも多く、本当はもっと簡単にしてあげたいところです。
簡単で上手に聴こえる、これが一番やる気が出ます。
でも、そんなことは言っていられないので、他の本は今週は少な目にして猛練習です。
オーディションに受かって、本番で弾いてくれるといいな、と願っています。
小学生は、ピアノを習っている子は多くても、みんなの前では弾きたくない、という性格の子もいます。
せっかく、自分から手を挙げたのだから、なにかしら結果が残ると自信につながりますね。
中学生の文化祭の合唱のピアノ伴奏の練習
今回は、文化祭までだけの中学生のレッスンをお受けしました。
こういう風に、近所のピアノの先生という風に、気楽に来て下さるとうれしいですね。
もともと、音符も読めて弾ける子なので、いかにコツを教えてあげられるかです。
中学生は、合唱曲そのままを、しっかり弾かなければならず大変。
テクニックもかなり込み入っています。
まずは、指使いを書き入れて、弾き方の分からないところを聞きました。
今はYou Tubeで、いくらでも曲は聞くことができるけれど、そこに至るまでの練習の仕方は教わったほうが早いと思います。
私がゆっくり弾いて見せたり、手の交差の仕方を変えたり、和音の中の音を抜いたりと、その子に合ったやり方で楽に弾ける方法を考えます。
私も小中と合唱部でNHKコンクールの伴奏をしていたのですが、比べものにならないほど、今の曲は現代っぽくて本当に難しいです。
合唱の伴奏で大切なこと
何といっても、止まらないことです。
多少、間違えた音を弾いても、音が抜けても、どんどん弾いていくのが一番。
2つ目は、テンポの安定です。
歌を引っ張っていくのはいいけれど、ひとりよがりになってはダメ。
簡単なところや、盛り上がっている所は自分の思っているテンポよりも、実は速くなっている場合が多いです。
3つ目は、左手がベース、右手が和音という場合が多いので、その時はベースの音をはっきりリズムで刻んであげると、歌いやすいと思います。
合わせ練習に入ると、ピアノと歌の息継ぎを揃えたり、強弱のバランスを考えたりと、またいろいろな気を付けることが出てきます。
曲のイントロと間奏部分は、ピアノが主役ですので、きれいに弾けるといいですね。
学校で、自分の伴奏にのってみんなが歌ってくれるというのは、とても気持ちがいいものです。
普段のピアノの練習や発表会とはまた違う華やかさを、是非味わって下さい。
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